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BMWとベンツの購入を検討している方のなかには、「輸入車は維持費が高いと聞くけれど、BMWとベンツではどちらが高いの?」「車検や修理に年間いくら必要なの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
BMWとメルセデス・ベンツは、どちらも走行性能や快適性、安全性に優れた人気の輸入車ブランドです。しかし、車両本体価格だけで比較すると、購入後の維持費で予想外の出費が発生する可能性があります。
この記事では、BMWとベンツの維持費について、車検費用、故障時の修理費用、エンジンオイルやタイヤなどの消耗品、自動車税まで具体的な金額を交えて比較します。さらに、年間維持費や5年間の総額をシミュレーションし、維持費を抑えながら輸入車を楽しむ方法も紹介します。
これからBMWやベンツを購入する方、中古車への乗り換えを検討している方、購入後の維持費を把握したい方は、ぜひ参考にしてください。
BMWとベンツの維持費はどっちが高い?
結論からいうと、BMWとベンツの維持費は、同じ車格・排気量・年式で比較した場合、大きな差が出ないケースもあります。どちらが高いかは、車種や使用状況、整備工場、車両のコンディションによって変わります。
例えば、BMW 3シリーズとメルセデス・ベンツCクラスは、比較的近いサイズのセダンです。一方、BMW 7シリーズとメルセデス・ベンツSクラスのような大型高級セダンでは、タイヤやブレーキなどの部品代が高額になりやすく、維持費も増加する傾向があります。
以下は、一般的なガソリン車・ディーゼル車を想定した年間費用の目安です。
| 費用項目 | BMW | ベンツ |
|---|---|---|
| 車検費用(2年ごと) | 約12万〜25万円 | 約12万〜30万円 |
| エンジンオイル交換(1回) | 約1.5万〜3万円 | 約1.5万〜3.5万円 |
| バッテリー交換 | 約4万〜8万円 | 約4万〜9万円 |
| タイヤ4本交換 | 約8万〜25万円 | 約8万〜30万円 |
| ブレーキパッド交換(1軸) | 約4万〜10万円 | 約4万〜12万円 |
| 故障修理費用 | 数万円〜30万円以上 | 数万円〜30万円以上 |
※金額は一般的な費用を想定した概算です。部品代・工賃・税込価格の扱い、純正部品かOEM部品か、前後ブレーキのどちらを交換するかなどによって変わります。車検費用には法定費用や追加整備の有無による差があります。
比較表から分かるように、BMWとベンツでは、維持費に極端な差があるとは限りません。むしろ、購入する車種のクラスや年式、故障リスク、整備履歴によって、年間の支出が大きく変わります。
BMWとベンツの車検費用を比較
BMWとベンツの維持費を考えるうえで、避けて通れないのが車検費用です。車検では、法律で定められた検査や点検に加え、必要に応じて消耗品の交換や不具合の修理を行います。
BMWの車検費用の目安
BMWの車検費用は、一般的な3シリーズや1シリーズなどで約12万〜25万円がひとつの目安です。ブレーキや足回りなどの部品交換が重なる場合は、30万円以上になることもあります。
例えば、BMW専門整備工場の公開事例では、1シリーズの車検で、基本料金やオイル・フィルター交換などの整備費用に法定費用を加え、総額約18万3,000円となるケースが紹介されています。
一方、7シリーズなどの上級モデルでは、ブレーキディスクやパッドなどの交換が重なると、総額約36万円になる事例もあります。同じBMWでも、車格や交換部品によって車検費用に大きな差が出ることが分かります。
ベンツの車検費用の目安
メルセデス・ベンツの車検費用も、AクラスやCクラスなどの比較的コンパクトなモデルと、EクラスやSクラスなどの上級モデルでは異なります。
正規販売店が公開している料金表では、2025年10月時点の2年点検基本料金が、Aクラスなどで48,840円〜、Cクラス・GLCで51,480円〜、Eクラス・GLEなどで55,440円〜となっています。別途、検査料や代行手数料、部品代、油脂類の費用などが必要です。
このため、ベンツの車検総額は、一般的なモデルで約12万〜30万円を目安に考えるとよいでしょう。ただし、タイヤやブレーキなどの交換が必要な場合は、さらに高額になる可能性があります。
車検費用を左右する3つのポイント
BMWとベンツの車検費用は、主に次の3つの要素で変わります。
- 車検基本料金:法定点検、検査、事務手続きなどの費用
- 法定費用:自動車重量税、自賠責保険料、検査手数料など
- 追加整備費用:ブレーキ、タイヤ、バッテリー、オイルなどの交換費用
法定費用は、車両の重量や年式、適用される制度などによって決まるため、整備工場を変えても同じ条件なら大きく変わりません。一方、点検料金や部品代、工賃は依頼先によって差が出ます。
車検の見積もりを比較するときは、総額だけではなく、法定費用・基本料金・追加整備費用を分けて確認しましょう。
BMWとベンツの修理費用を比較
輸入車の維持費で注意したいのが、故障したときの修理費用です。BMWとベンツは電子制御システムや専用部品を多く採用しているため、故障箇所によっては診断料や部品代、交換工賃が高くなる場合があります。
BMWで発生する修理費用の目安
BMWでは、センサー類、冷却系統、電装系統、エンジン周辺部品などの修理が必要になる場合があります。修理費用は故障内容や車種によって異なりますが、以下が概算の目安です。
| 修理内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| センサー類の交換 | 約2万〜8万円 |
| 冷却系部品の修理・交換 | 約5万〜20万円 |
| オルタネーター交換 | 約8万〜20万円 |
| スターターモーター交換 | 約6万〜15万円 |
| エアコン関連の修理 | 約5万〜25万円 |
| トランスミッション関連の修理 | 約15万〜50万円以上 |
※修理内容によっては、上記の金額を超える場合があります。トランスミッションなどの大規模修理では、故障部位や交換範囲によって費用が大きく変わります。
特に中古のBMWを購入する場合は、走行距離だけで判断せず、冷却系統やオイル漏れの有無、警告灯の履歴、定期点検の記録などを確認することが大切です。
ベンツで発生する修理費用の目安
ベンツでも、センサー類や電装系統、冷却系統、エアコン、エンジン関連部品などの修理が必要になることがあります。
| 修理内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| センサー類の交換 | 約2万〜10万円 |
| 冷却系部品の修理・交換 | 約5万〜20万円 |
| オルタネーター交換 | 約8万〜22万円 |
| スターターモーター交換 | 約6万〜18万円 |
| エアコン関連の修理 | 約5万〜30万円 |
| トランスミッション関連の修理 | 約15万〜60万円以上 |
※上記は予算を考えるための概算です。実際の修理費用は、車種、年式、部品の供給状況、故障箇所、整備工場によって異なります。
ベンツは車種によって電子制御や快適装備が充実しているため、装備の多いモデルや上級モデルでは、修理費用が高くなる可能性があります。ただし、BMWと同様に、すべての車両で高額修理が頻発するわけではありません。
修理費用はディーラーと専門整備工場で違う?
修理費用を抑えたい場合は、正規ディーラーだけでなく、BMWやベンツを専門に扱う整備工場も比較してみましょう。
正規ディーラーは、メーカー指定の診断設備や純正部品、メーカー基準に沿った整備体制が強みです。一方、輸入車専門整備工場では、純正部品に加えて適合するOEM部品やリビルト部品を選べる場合があり、修理内容によっては費用を抑えられます。
ただし、安さだけを基準に修理先を選ぶのはおすすめできません。故障原因の特定、使用部品の品質、修理後の保証、整備実績などを確認し、納得できる見積もりを選びましょう。
BMWとベンツの消耗品交換費用を比較
車検や故障修理以外にも、BMWとベンツを維持するためには定期的な消耗品交換が必要です。特にエンジンオイル、タイヤ、ブレーキパッド、バッテリーは、交換時期が重なると大きな出費につながります。

エンジンオイル交換
エンジンオイルは、エンジン内部の潤滑や冷却、汚れの除去などを担う重要な消耗品です。
BMWでは1回約1万5,000〜3万円、ベンツでは1回約1万5,000〜3万5,000円が一般的な予算の目安です。オイル量や規格、フィルター交換の有無、使用するオイルによって費用は変わります。
年に1〜2回交換すると仮定した場合、年間約1万5,000〜7万円程度を見込んでおくとよいでしょう。適切な交換時期は車種やエンジン、走行条件によって異なるため、車両の取扱説明書やメーカー指定の整備情報を確認してください。
タイヤ交換
タイヤ交換費用は、車種による違いが大きい項目です。一般的なセダンやコンパクトSUVなら4本で約8万〜18万円、上級モデルや大径ホイール装着車では約15万〜30万円以上かかることもあります。
BMWのMモデルやベンツのAMGモデルなど、走行性能を重視した車両では、高性能タイヤを必要とする場合があり、タイヤ代が高額になりやすい傾向があります。
タイヤの寿命は走行距離や保管環境、運転方法などによって変わります。例えば、4本で16万円のタイヤを4年間使用した場合、単純計算では年間4万円の負担になります。
ブレーキパッド・ブレーキディスク交換
ブレーキパッドは、車両を安全に停止させるための重要な部品です。交換費用は、1軸分のパッド交換で約4万〜12万円が目安です。ブレーキディスクも同時に交換する場合は、1軸分で約10万〜25万円以上になることがあります。
車両重量が大きいモデルや高性能ブレーキを搭載した車両では、部品代が高くなる傾向があります。また、走行距離が短くても、渋滞の多い環境ではブレーキの消耗が進む場合があります。
交換時期は走行距離だけでは判断できません。残量や摩耗状態を点検し、必要なタイミングで交換することが大切です。
バッテリー交換
BMWとベンツでは、アイドリングストップや電装装備に対応する高性能バッテリーを採用した車種があります。バッテリー本体と交換工賃を含めると、約4万〜9万円程度が目安です。
車種によっては、交換後に車両側への登録や設定作業が必要になります。バッテリーの種類や容量によって費用が異なるため、車両に適合する製品を選びましょう。
BMWとベンツの年間維持費をシミュレーション
ここまで紹介した費用を踏まえ、BMWとベンツを所有した場合の年間維持費をシミュレーションします。
今回は、3シリーズとCクラスに相当するクラスの車両を想定し、年間走行距離1万km、一般的な使用状況、駐車場代を除く条件で比較します。
| 費用項目 | BMW | ベンツ |
|---|---|---|
| 自動車税 | 約3.6万〜5万円 | 約3.6万〜5万円 |
| 車検費用の年換算 | 約6万〜12.5万円 | 約6万〜15万円 |
| 任意保険 | 約8万〜18万円 | 約8万〜20万円 |
| 燃料代 | 約10万〜18万円 | 約10万〜18万円 |
| オイル・消耗品 | 約5万〜12万円 | 約5万〜13万円 |
| 修理費用の予備費 | 約5万〜15万円 | 約5万〜18万円 |
| 年間合計 | 約37.6万〜80.5万円 | 約37.6万〜89万円 |
※比較用のモデルケースであり、実際の平均支出を示す統計値ではありません。自動車税は排気量や初度登録時期などで変わります。任意保険は年齢・等級・補償内容、燃料代は実燃費・燃料価格によって変動します。消耗品費はタイヤやブレーキなどの交換を含む年間予算の目安です。
上記のシミュレーションでは、BMWとベンツの年間維持費は重なる範囲が大きく、メーカーだけで費用の高低を決めることはできません。
また、年間走行距離が短い場合は燃料代が少なくなる一方、年式が古く走行距離の多い車両では、修理費用が増える可能性があります。中古車を購入する際は、購入後に必要となる整備費用も含めて予算を組みましょう。
BMWとベンツを5年間所有した場合の維持費
車両の維持費は、1年単位だけでなく、購入後5年間の総額で比較するとイメージしやすくなります。
先ほどの年間維持費を単純に5倍すると、BMWは約188万〜402.5万円、ベンツは約188万〜445万円となります。
ただし、この金額は一定の年間予算を5年間継続したと仮定した参考値です。車検の実施時期や大規模修理の発生、タイヤ交換のタイミングなどによって、実際の支出は変わります。
また、上記の金額には車両購入費、ローン金利、駐車場代、洗車費用、売却時の価格などは含めていません。
5年間の維持費を抑えたい場合は、購入価格の安さだけでなく、整備履歴や保証内容、今後必要になる交換部品を確認することが重要です。購入時に多少価格が高くても、整備状態が良好で保証が充実した車両のほうが、結果的に出費を抑えられる可能性があります。
BMWとベンツの維持費を安く抑える5つの方法
1. 購入前に整備履歴を確認する
中古車を購入する際は、点検記録簿や整備明細を確認しましょう。オイル交換やバッテリー交換、ブレーキ整備などが適切に行われているかを把握することで、購入後の整備計画を立てやすくなります。
2. 車検前に見積もりを比較する
ディーラーと輸入車専門整備工場では、基本料金や部品の選択肢が異なる場合があります。複数の見積もりを比較し、必要な整備と予防的な交換を分けて説明してもらいましょう。
3. 定期点検で故障を早期発見する
オイル漏れや冷却水の減少、異音、警告灯などを放置すると、故障が拡大して修理費用が高くなる場合があります。小さな異常に気づいたら早めに点検を受けることが大切です。
4. 消耗品の交換時期を管理する
タイヤやブレーキパッド、バッテリーなどの交換時期を把握しておけば、突然の出費に備えやすくなります。車検時に交換部品が重ならないよう、定期点検で状態を確認しておきましょう。
5. 保証内容を確認して購入する
中古車の保証は、対象となる部品や期間、走行距離、免責条件などが商品によって異なります。エンジンやトランスミッション、電装系統など、高額修理につながりやすい部分が保証対象かどうかも確認しましょう。
維持費で選ぶならBMWとベンツのどちらがおすすめ?
BMWとベンツは、それぞれ異なる魅力を持つブランドです。維持費だけで決めるのではなく、走りの好みや使用目的、車両のコンディションを含めて選ぶことをおすすめします。
走行性能や運転の楽しさを重視するならBMW
BMWは、スポーティーな走行性能やハンドリングを重視する方に人気があります。運転する楽しさを大切にしたい方や、ワインディングロードや高速道路での走りを楽しみたい方に向いています。
ただし、高性能モデルや大径タイヤ装着車では、タイヤやブレーキの交換費用が高くなることがあります。購入前に消耗品の価格を確認しておきましょう。
快適性や上質な乗り心地を重視するならベンツ
ベンツは、快適な乗り心地や高級感、先進的な安全装備を重視する方におすすめです。通勤や長距離ドライブ、家族での移動など、幅広い用途で魅力を感じられるブランドです。
一方、上級モデルや装備の多い車両では、部品交換や修理の費用が高額になる可能性があります。装備内容や整備履歴を確認し、購入後の維持費を想定しておくことが大切です。
維持費を重視するなら車種と車両状態を比較する
BMWとベンツのどちらが維持費を抑えやすいかは、メーカーだけでは判断できません。同じメーカーでも、コンパクトモデルと大型SUVでは必要な維持費が異なります。
維持費を重視するなら、購入候補の車種・年式・走行距離をそろえて比較し、整備履歴や保証内容、消耗品の価格まで確認しましょう。
まとめ
BMWとベンツの維持費は、同じ車格や排気量で比較すると、大きな差が出ないケースもあります。車検費用や修理費用、消耗品の価格は、車種・年式・走行距離・整備内容によって変わります。
車検費用は一般的なモデルで約12万〜30万円、バッテリー交換は約4万〜9万円、タイヤ4本の交換は約8万〜30万円が予算を考える際の目安です。故障内容によっては、修理費用が30万円以上になる場合もあります。
年間維持費や5年間の総額を把握するには、税金や保険、燃料代だけでなく、車検や消耗品、故障への備えも含めて考えることが重要です。
BMWの走行性能に魅力を感じる方も、ベンツの快適性や上質さに魅力を感じる方も、購入前に車両状態と整備履歴を確認することで、購入後の予想外の出費を抑えやすくなります。
ベイズガレージでは、BMW・メルセデス・ベンツの車選びをサポートしています。維持費が気になる方は、車両本体価格だけでなく、購入後のメンテナンスも考慮しながら、ご自身のライフスタイルに合った一台を選びましょう。
